無料ブログはココログ
2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

ADVENTURE

2017年10月16日 (月)

DOOR OF ADVENTUER

ちょっと遅くなりましたが先週末のDOOR OF ADVENTUERに参加したご報告で~す。

今年の春に行われた千葉のマザー牧場での大会は見合わせて下調べをそれなりにしてからと思い半年の構想の末、何とか参戦に漕ぎ付けました。

DOOR OF ADVENTUERに出よう!って事になったきっかけはWRGK(ワルガキ)と言うチョイ悪オヤジ7人のちょっとおバカな酒好きバイク屋社長グループの集まりで、アドベンチャー乗ってるなら出なきゃでしょ~って、かるーく飲んでる場で決まりました!

てな訳でビッグオフのKTM ADVENTUERに乗っているお客さん達中心に声かけさせて頂きケイズから5人のエントリーと私、計6名の初挑戦でした。途中で一番若いTノイリ君がどうしても出れない都合となり(婚約絡みのお話しなので仕方ない!)・・若干オヤジ組になりましたが若人の分まで楽しんでキタろ!と準備の段階からがんばりましたよ~。普段ロードとしてしか使用していないADVENTUERですからダート仕様にするのにタイヤ交換は勿論、転倒した時の事考えてエンジンガードやガレ場でエンジンを守るようにアンダーガード。何よりも今回のキモであるコマ地図を見るためのマップホルダーも自作して(蓮Mさんに頼りきっちゃった)、距離を正確に分かるようにサイクルメーターも追加しました。

Dsc_0648

土日の2日間に渡り行われるこのラリーは初日の受付が朝の6時とチョー早えー為に、金曜入りです。現地の福島県の鮫川村まで約3時間半。みんなが仕事の調整?をして15時にケイズを出発して東北道白河まで高速、この段階で既に雨に見舞われ、これから先が思いやられる不安のまま、下道で会場の鹿角平キャンプ場に日の暮れた19時ころ到着です。先発隊の鈴Kさんのお陰でテントは設営済み。後は飲んで寝るだけ。あ~明日の天気が心配だ―と緊張しながらも前夜祭の夜は更けていきました・・・

Dsc_0661


Dsc_0663
Dsc_0666

翌朝天気は予想どおりチョイ雨、受付と車検を済ませ、スタートまでの時間に当日渡されたコマ図をロール状に貼り付け自作のホルダーにセットします。今回のエントリーは全部で150台です(前回までは大体100台位だそうです)ゼッケン順に2台づつスタートしていきます。

Dsc_0673


Dsc_0681

ケイズからエントリーした5台はゼッケンも並びなので前後は仲間です。スタートして3つくらいコマ地図見て走った先には先に出発した仲間が道端で待っていてくれてます。おいおい自力でいかねーのかよ~って声が聞こえますが、まー初めの不安なトコくらいは甘く見てください。舗装路を数キロ走って、いよいよダートへのコマ地図の指示が出て来ました。ひどいぬかるみではありませんがいわゆるマディです。経験の少ない我がチームは恐る恐る進んでいきました・・・・・といきなりブラインドのカーブの先から木材を満載の大型トラック!下りだった事もあり何とか事故らずにギリでかわしました。おーいこんなんつづくんか~い!そうですあくまでもこのラリーは一般公道を使用するためこんな事も想定しなけばなりません。

Dsc_0698

Dsc_0705

Dsc_0707

林道の分岐ごとにコマ地図を頼りに進んでいきます。次の分岐まで道があっているかドキドキしながら神経が休む暇などありません。徐々にダートもきつくなり雨の影響も強くなってきます。登りで深めの溝に前を走る鈴Kさんがハマってしまいます。軽いKTMと言っても230kgはある車体は一度止まってしまうと発進が困難です。即座に仲間はお助けマンとなります。知らない後続の方々もスタックスイーパーしてくれます。親切ごころと、速くいってくれよ~と自分たちの都合もあり、難なく脱する事ができました。

Dsc_0709

当たり前ですが一応オンタイムという時間競技ですので、休んでいてはダメです。と数時間走って気づかされました。・・・とは言っても休憩しない訳もなく最短で一服します。それにしても雨のダートが続きます。お昼まででもう十分なくらいでした。それでもチェックポイントまで気持ちを進めなければなりません。何とかチェックポイントについたのが13時。当然何も食べずにです。お腹ペコペコです。チェックシートにサインを貰い、言われた一言が「早くいかないと次のチェックポイントに間に合いませんよー」!お~いメシ食う時間ないのかよ~。ガク~~ッ!・・・マジか、行くしかなかんべ~。20kmほど先の目印の港のタワーを目指します。ゴールは近いカモ?

Dsc_0711

充分に気を付けていたつもりでしたが、目指すタワーを見失いました。てか引っ掛けに違いない!分かりずらいポイントになっています。・・・・この近くでもう一つの難所、クイズポイントです。後でわかったのですが強制では無くホーナスポイントなのでオンタイムで走れてない人はクイズどころじゃなく、ゴールポイントを目指さなければならなかったようです。正直にクイズポイントをクリアした頃には、14時を過ぎていてチェックポイント2にたどり着く事は絶望的となりました。

仕方なく、と言うよりは何か食べなきゃヤバイよ~って感じ。ホントは美味しいランチしたかったけど近くのコンビニで済ませる事となりました。もう皆ヘトヘトです。リタイヤ決定で張りつめていた緊張がプツンと切れました。てかコンビニ弁当美味しい~(ここまで来て、ク~っ(涙)

実はこの時点で仲間の一人足りません。ダートで離れてしまい行方不明でした。山の中は携帯で連絡がつかず街に出てここでやっと連絡がつきました。仲間と離れて他のライダーのアドバイスを聞いたらそれがミスコース。コースを間違えた事やブーツが壊れたりロード寄りのタイヤがミスチョイスだった事でテンション下がりまくり、リタイヤ宣言となり会場に戻る事となりました。

私たちも、ここからは携帯を取り出し会場へ一直線に舞い戻りました。ちなみにレース中は携帯ナビやGPS機能の利用はNGです。リタイヤしたからもうそんな事はお構い無しです!

Dsc_07141507415867425
1507415821096Dsc_0716

一日目の夜はメインイベントです!?一日目の疲れを癒し、明日への英気を養う思い切り弾けるパーティーです。地元の美味しい料理を鱈腹頂き、美味しいお酒とステージではジャズバンドの演奏。演奏が聞こえなくなるほどオヤジ達のデカい声はやむ気配はありません。勿論明日、がある訳ですから大体にして後は自分たちのテントに戻って好きなようにします・・・いつも通り何時まで飲み続けたか記憶にありません。

Cimg3437

メインの朝です。昨日とは逆順、150番からスタートです。打って変わって快晴のスタートです。今日の方がキツイコース設定と聞いて気合を再度入れ直します。・・・残念ですが昨日リタイヤした鈴Kさんは本日もお休みです。鈴Kさんの分まで頑張ってきますよ~と4人でスタートです。(お休みの鈴Kさんがゴールまでに港で新鮮なお刺身とキンキンに冷やしたビールを用意して待ってるよ!と言ってくれたのでそらが最大の励みです!)

Cimg3464Dsc_0722

Dsc_0726Dsc_0730






気温も高めで林道も走り易い、木洩れ日の中はこの上ない爽やかなラリー日和です。コマ図の中には地図ではなく方位何度だけで指示される事もあり磁石も読みます。(そんなんした事無い!)・・・今日は快適で快調です。と言いたいところですが・・・あまくありませんでした。バイクの高さほどあるブッシュ、前が見えないしタイヤ痕も無い。道なき道がルートに指示されています。その先には大きな穴、気を付けろ!と。やっと視界が開けたところで安心してコースを間違えてしましました。・・・・私が先頭でした。数キロ走ってから行き止まりになりその事に気が付きました。引き返すしかありません。

Cimg3476Dsc_0731


この段階で大きくロスしましたが今日はゴールできそうです。後半の林道は難易度が上がって行き仲間のSZ木さんは数回スリップダウンしてしまいました。ですがみんなドンドン林道の走りが慣れて行きペースは上がり思ったより早く無事にゴールを潜りました。

Dsc_0733

一日目に170km、2日目200km、案内によるダート3割?・・・いやどう見てもダートが7割でしょって思いましたが、とにかく2日間フルに走りました~!

こんな楽しい遊びがあったのか!最高の週末をすごしました。数々の感動がありました。道端で手を振って応援してくれた地元の人たち。転倒した時の助け合い、地元のおかあさんの暖かな料理、久々に震度5の地震をテントで受け防災放送が頻繁に流れる原発の影響が残るこの地。この場所だからある最高の笑顔、深いものを感じました。

Dsc_0720

バイクって素晴らしい。アドベンチャーってこんなに遊べるのか!バイクってもっともっと楽しくなる!みんなにこの事を伝えたい!

出て良かった!主催のDOOR OF ADVENTUERに感謝申し上げます。

最高の週末をありがとう!